通信教育の副業バイトは稼げる?リアルな感想を聞いてみた。

現在、44歳で専業主婦ですが、20代から30代にかけて医療事務として働いていました。その時期、数か月間別のバイトを掛け持ちしていたことがあります。それは通信型の子供向け学習指導の副業バイトで、時給850円ぐらいでした。

OCLという会社で、子供向けの学習指導員を募集していました。医療事務の仕事が5時半まででしたので、夜 7時頃から9時頃までこちらの会社でバイトをしていました。

こちらでの業務は、通信型の子供向け学習指導でした。事務所には電話機が10台ぐらい並んでおり、その電話に問題を解いた子供たちから次々に電話がかかってきます。

通信講座の仕事内容とは?

教材となるプリントは予め郵送されており、1日1枚のペースで子供たちは自分で取り組んでいきます。最後まで解いたら、こちらのOCLの事務所へ電話をかけ、待機している指導員と一緒に電話口で答え合わせをしていく形式となっていました。

わからないところがあれば、その電話口ですぐにアドバイスができるというのがメリットというわけです。

バイト最初の日に指導されたことは、対子供向けなので、電話口ではとにかくやさしく明るい口調で話すように言われました。

 

指導してくれたリーダーが実演してくれたのですが、まるでアニメに出てくるキャラクターのような声で子供に話しかけていました。リーダーの話し方を聞いていて、これならきっと子供も楽しいだろうといった感じで話していました。

 

子供側から毎日電話する気持ちを失わせては話になりませんので、電話をかけたいと思わせるようにしなければいけないとのことでした。

 

それを聞き、私なりにワントーン高い声で、できるだけ何かのキャラクターっぽく、子供に好かれるような話し方を心がけるようにしていました。

プリント1枚におよそ10~15分程度かかります。こちらには、プリントの正解が書かれた用紙が用意されているので、それを見ながら解答を電話口で伝えていきます。

質問があればその都度答え、時にはアドバイスなどもします。電話は常にひっきりなしにかかってきており、待ち状態の子供が大勢いました。

2時間程度のバイトでしたが、常に話しっぱなしといった状態でした。

通信教育の副業バイトの感想と評価

これまでこういった教育業界で働いたことがなかったので、その点は新鮮で面白かったです。こういった感じで子供向けに学習を指導していくんだと、色々学ばせていただきました。

ただ、こちらとしては、子供に飽きられないよう、学習したくなるようにと思い、一生懸命楽しく明るい雰囲気で解答を行ったり、アドバイスしたりしているつもりだったのですが、意外にあっさり冷めた感じの子供が多かったのが印象的でした。

小学校1年生から6年生までを対象にしたものだったのですが、高学年に行くほど、親にやらされてる感があって、やる気がイマイチ感じられませんでした。

そのため、電話口でどんなに盛り上げようとしても、早くサッサと答え合わせして、テレビ見たい、違うことやりたいといった感じの子もちらほらいました。これは本当に子供の学習に役立っているかと少し疑問思ったところもありました。

とは言え、昼は医療事務として働き、夜別のバイトをするというダブルワークは結構辛かったです。帰宅時間が遅くなるので、その分休む時間が減ります。

精神的というよりも、身体的にキツイなと感じました。バイトの方は、椅子に座りっぱなしなので体力はいりませんが、話続けるというは結構疲れます。

昼の医療事務の仕事の方も、意外に動き回るので、体の疲労がどんどん溜まっていきました。上手く空いた時間をバイトに当てられていいかと思いましたが、疲労がピークとなった3ヶ月後にバイトを辞めました。

社会人がダブルワークをするには心構えが必要です

やはり、ダブルワークをするということは体力勝負だと思いました。体力に自信がなければ、続けていくことは難しいと思いました。

 

バイトは座り仕事だから大丈夫かと思ったのですが、座っていてもそれなりに何かをするというのは体力を消耗します。話すという行為だけでも十分疲れました。

そう考えると、ダブルワーク、副業をするのであれば、本業に影響しない程度にできる範囲の仕事を選ぶ必要があると思いました。

自宅でできる仕事や、体力的にも無理がない仕事などを選ぶのがポイントだなと思いました。

もちろん、体力に自信があれば、そこはガンガン働いても大丈夫かと思います。無理なく自分に合わせた働き方を選ぶのがベストだと思いました。